(C)石森プロ・東映

仮面ライダーは死なない。それは、ライダーの生みの親、故・石ノ森章太郎先生の言葉だ。この言葉があったから、
ライダーはヒーローになれた。だがその陰で、私たちはどんなに苦しい思いをしたことか。
撮影開始直後の瀕死の重傷。過酷なリハビリ。奇跡的な復帰。擬闘スタッフの頑張り。プロデューサーの粘り。
全ては、不死身のヒーロー仮面ライダーに負けてなるものかという、私たち俳優やスタッフや関係者など、
仮面ライダーを愛するすべての人たちの必死の思いの結晶だった。今でも仮面ライダーは
私たち一人一人の心の中に確かに生きている。混迷する時代だからこそ、今こそ仮面 ライダーが待望されている。
(ぶんか社刊 藤岡弘、著/仮面ライダー本郷猛の真実より抜粋)

 

 

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